リアルと使い勝手の共存

01/09/2008

大腿部の断面形状

左の図は大腿部股間付近の断面図で、ひざにカメラを設置して見たものです。

大腿部の上部の断面形状が大腿骨の角度によって連続的に変形します。

直立 ----------- 骨盤前部からの筋、股関節内側の筋、臀部下からの筋の3本で形成

90度ひざ上げ --- 前部の筋が膨張でふくらみ、背後の筋は伸びて薄くなる。内側の筋は背後に回りこむ

脚を左右に開く -- 股関節内側の筋が引っ張られる。反対側には肉が集まりふくらむ。

大腿骨と形成する3つの筋の関係

股関節付近がウエイトマップなどで固定されていると仮定したときの3つの筋の関係図です。

大腿部の上部の断面形状が大腿骨の角度によって連続的に変形します。

大腿部の角度によって長さが大きくことなっていることは当然ですが、問題なのは股関節付近では3つの位置関係が異なり、事実上バラバラになっていることです。

つまり、股関節を動かすということは臀部と大腿部、共に変形わしなければならないということであり、ウエイトマップなどで固めたままで動かすことは大変不自然であるということが分かります。

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